京まち模様〜新聞コラム〜 その3 の巻

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2004年に僕が書いた新聞コラムを紹介する企画。
3回目となる今回は、「新選組」をテーマとする記事です。11年前に書いた記事であるため内容が古いですが、興味のある方は読んで下さい。


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新・京まち模様

史跡を巡り「新選組」を体感

今月から、主役の近藤勇には香取慎吾、脚本に三谷幸喜を配した豪華キャストが話題を集めている、NHK大河ドラマ『新選組!』がスタートした。

ここ京都の地でも新京極かいわいの土産物店には新選組グッズが置いてあることが多い。だれでも聞いたことがある新選組。でも一体どれくらいのことを知っているだろう? あまり知らない人のためにも「京都と新選組」をとりあげてみる。

新選組が誕生し活躍した地ということもあって、京都には新選組にかかわる場所がいろいろとある。主なものとして新選組の最初の屯所である「八木邸」。見学できるのは建物の一部だが、当時のまま保存されているのが見どころ。「八木邸」と同じく新選組の屯所となった場所「旧前川邸」。現在は「田野製袋所」になっていて中は見られないが、その重厚感のある外観は一見の価値あり。

新選組が相撲興行をしたり、沖田総司が子供達と遊んだ場所として知られる「壬生寺」。そばの壬生塚には近藤勇の銅像や芹沢鴨の墓がある。その他、隊士達が通った花街『島原』で重要文化財の指定を受けている「角屋」など。
しかしこれ以外のものとなると、さほど残っていない(おそらく彼らが幕府側の賊軍として扱われたからだろう。それに対し勤王派の史跡は大切にされている印象を受ける)。

新選組の武勇を一躍、京にとどろかせた「池田屋の変」の舞台は、現在パチンコ店になっていて当時の面影は一切無く、「池田屋騒動之跡」という石碑があるぐらいだ。襲撃の前に隊士らが集合していた祗園会所も現在はコンビニに。しかし、建物が変わろうとも街の区画事態は当時のままなので、近藤勇や土方歳三、沖田総司をはじめとしたメンバーが歩いていた道は存在する。

実際に歩いてその距離感・歴史を体験できるのが、京都で史跡を巡る最大の魅力。いうならば、この街並みは現代に残るジオラマなのだ。


記事は2004年1月23日のものです。
店舗などの情報は大幅に変更している場合がありますので注意して下さい。

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