ある日、Illustratorで作ったロゴをつくりました。アナログ感を加えたかったので、Photoshop CCでエッジをぎざぎざにしようとしたときのことです。
あれ? なんかおかしい?
Photoshop CS5では「フィルター」メニューより、「スケッチ」があったはずですが、CCでは見当たりません。
グレースケールが原因かな?と思いRGBモードに変換しても出てこないのです。
とりあえず、再起動。でもって、Photoshopを開きます。
…あれ? 再起動しても「スケッチ」メニューが出てこない!
なんでだろう?と悩みつつ環境設定を調べたら、フィルターに関する項目がありました。
ここから従来の設定に戻せるようです。
従来のフィルターメニューに戻す
環境設定→プラグインに「すべてのフィルターギャラリーグループと名前を表示」という項目があるのでチェックを入れます。
たったこれだけ。フィルターメニューに「スケッチ」が復活しました。ほかにも「テクスチャ」や「アーティスティック」、「ブラシストローク」が追加で表示されています。
今までCS5をメインにしていたから気付かなかった…。
よかったよかった。これでギザギザ処理がかけられる!
…と思いきや、トラブルには続きがありました。
なんと、操作が完了できないという、わけのわからないエラーメッセージが出るのです。
「スケッチ」め、なぜうまく動かないのだ…。
トラブルの原因はOsakaフォント
Adobeのフォーラムをのぞいたら、同様のエラーに悩んでいる人がいました。
どうやら、Library/Fontsフォルダに何らかの問題がある場合に発生するようです。
- 破損したフォントが含まれている。
- 該当フォルダーにアクセス権がない
- デフォルトでインストールされているフォント(システムフォント)を抜いている
思い当たる節がありました。
Library/Fontsフォルダには、以前、フォント整理の記事を書きましたが、フォントの表示を少なくするため、僕はヒラギノと遊フォント以外は退避させているのです。
そして、Adobeのフォーラムには下記のような記事もありました。
なお、Osaka フォントを抜いた環境では、該当フィルター使用時に「要求された操作を完了できません」エラーが発生する可能性が高いです。Osaka フォントは特に動かすことなくご使用いただければ幸いです。
これです、トラブルの原因は!
OsakaフォントをFontsフォルダに戻すと、ようやく「スケッチ」が適用されました。よかった!
管理人の言いたいこと
フォントを整理するのはいいですが自己責任で。Osakaフォントは外さないようにしましょう。