クライアントとLINE校正することが多くなりました。
PC版のLINEならPDFが送れるようですが、
iPhoneのLINEなどでは送ることができません。
(2015年現在、PDFを送ることは可能ですが、Dropboxにアップしてそのリンクを送るなどひと手間かかります)
LINE校正にはPDFをJPEGに変換する必要があります。
かといって、いちいちPhotoshopで開き直すのは面倒…ですよね?
簡単にできるアプリもありますが、お金は払いたくない。
できれば無料がいい…ですよね?
大量のPDFを、なおかつ無料で、しかも簡単にJPEGへ。
Mac OS Xの純正アプリを使えば、難なくできます。
AutomatorでPDFをJPEGに変換
とっても便利なアプリが、OS Xのアプリケーションフォルダにあるんです。
その名もAutomator(オートメーター)。
Macでの繰り返し作業を一瞬で終わらせてくれる優れモノなのです。
なんとも逞しそうな見た目!
単純なタスクも複雑なタスクも、簡単なドラッグアンドドロップで
自動化レシピを作成し、実行してくれます。
今回はPDFをJPEGに変換するだけなので単純なタスクですが、
もっと複雑な作業も難なくできるんですって。
すごいロボットだ!
Automatorで自動化する作業
今回自動化したいのは、PDFファイルのJPEG化。
自動処理するワークフローをつくります。
具体的なイメージは下記のような感じ
- InDesignやIllustratorでPDFの書き出し(通常作業)
- PDFをまとめてJPEGに変換
- デスクトップに保存
ようは、2と3の処理だけです。
簡単な作業ですが、この処理を自動化するだけで
とってもはかどるんです。
では、手順を説明していきます。
Automatorでプログラミング
Finder上でCmd+Shift+Aを押し、アプリケーションフォルダを表示させます。
スクロールしていると、強そうなロボットが現れます。それがAutomator。
Automatorを起動させると、下記のような画面が現れます。
今回は、PDFをドロップするだけ簡単にJPEGへ変換する自動化処理アプリを
つくりたいので、アプリケーションを選択します。
「アプリケーションにドロップされたファイルやフォルダがワークフローへの入力として使われます」という文面を確認して、選択します。
左のリストにずらーっとアクションが並んでいます。
今回はPDFをJPEGに変換するというフローをつくるので、
検索欄に「PDF」とタイプしてください。
PDFに関するワークフローが出てきました。
JPEGに変換するには、「PDFページをイメージとしてレンダリング」アクションを選び、右のエリアにドラッグするだけです。
レンダリングとは?
ータ記述言語やデータ構造で記述された抽象的で高次の情報から、コンピュータのプログラムを用いて画像・映像・音声などを生成することをいう。
カラーモデルはRGBで。
解像度はデフォルトで200ですが、iPhoneで美しく表示させるためには300あったほうがいいですね。
圧縮率はお好みです。僕は右の最高から3つぐらい左にしました。
お次はJPEGに変換したPDFをデスクトップに移動させるアクション。
検索欄に「Finder」と入力すれば、Finder関連のアクションがでてきます。
作成日時などを入れる名称変更のアクションも便利そう!
今回は名前はそのままでいいので飛ばしますが。
これでプログラミングは終了。とっても簡単でしょ?
Cmd+S、もしくはメニューバーより保存を選べば、
アクションが保存されます。
わかりやすい名前を付けておきましょう。

Automatorでつくったアクションはアプリみたいです。
デスクトップに置いておくと、ドラッグ&ドロップしやすいですね。
まとめ
- 自動化にはAutomatorを使用する
- 左側のリストからアクションを右のエリアにドラッグするだけ
- アプリケーションとして保存
- デスクトップに置いたアクションにドラッグするだけ
このようにAutomatorでは簡単な手順でプログラムを組むことができます。
もっといろんなことができるので、
興味がある人は試してみてください!