自宅(+実家)で仕事をするようになり2ヶ月。周囲の目を気にすることなく作業できる点に置いては満足なのですが、1点だけ気になるところが。
それはWi-Fiのスピードです。
eo光環境である自宅には1Fに無線ルーターを設置しています。
機種はBUFFALO WHR-1166DHP。
現在は後継機のDHP2が発売されています。
以前は人気の高いNECのAerm WR8700を使っていたのですが、
昨年に急死したことがきっかけでバッファローに乗り換えました。
たまに作業するだけ&iPhoneでWEBを見るだけならば問題はありません。
しかし毎日10時間以上仕事するとなると、スピードがもっとほしいという欲求が出てきます。
編集&制作の仕事をするにおいて、インターネットは欠かせませんから。
ということで、通信速度の高速化を検討してみました。
1.Macの設定を見直す
最もお金がかからない方法です。無料ですね。
システム環境設定のネットワーク環境を再構築するだけ。
Wi-Fiネットワークが不調のときに有効な方法です。
任意の名前でネットワーク環境を作成して適用ボタンをクリック。
たったそれだけ。簡単ですよね。ただしスピードが早くなるのはちょびっとだけです。
今回は高速化が狙い。ちょびっとだけでは不満なのです。
ということで次の方法を試しました。
2.eo光ネットを1ギガコースに変更する
今までは100Mコースだったんですね。これはこれでよかったのですが、高速化にはやっぱりインフラです。おおもとの回線を10倍にアップすれば、そりゃ速くなることでしょう!
ちょうど3月末までの申込みで、eo光の1ギガグレードアップキャンペーンを行っていました。100Mコースにたった+309円(税込)で1ギガコースに使えるんですって。しかも手数料なし。タイミングばっちりですね。早速申し込んだところ、1週間ほど経ってから1ギガコースにできました。
ちなみにこのキャンペーンは延長され、2016年6月までの申込みもいけるそうです。
というか、ずっと延長するんでしょうけど…。
1週間後に認証ID変更のメールが届いたので、ルーターの設定を変更して再起動。
無事に1ギガコースになりました。ルーターを設置している1Fでスピードをテストしてみたところ…
おお! 今までは10〜30Mbpsだったんですが、グンと速くなりました!
接続は5Ghz、802.11acです。計測はiPhoneのアプリ「SPEEDTEST」で。
これで仕事もはかどるわ〜と思って、2Fの仕事部屋へ。
こっちでも爆速だろうな〜と期待しつつ計測してみると…
なに!? ダウンロードが3Mbpsだって?
アップロードはまだよいのですが、これじゃ前より遅いよ…。
eo光の100Mコースのときは2.4GHzで使用していました。
5GHzじゃ電波が届かないようだったので。
調べたところ、5GHz帯域は壁や不可などの障害物に弱く、
通信距離が長くなると電波が弱くなるそう。
ルーターとの距離が近いと、安定した高速通信が可能なのだとか。
うちは無線ルーターをリビングの端っこに設置しています。
仕事部屋は2Fにあり、リビングの対角線上の端っこです。
原因はこれか…。
1Fと2F、端っこと端っこ。
5GHzの苦手要素が満載です。
2.4GHz帯域はは壁や床などの障害物に強く、
電波が遠くまで届きやすいのが特徴。
ただしいろんな製品で使用されている無線帯域なので、
電波が混雑することもあるんだって。
2.4GHzにつないでみると、そのスピードは下記のようになりました。
たしかに5GHzより安定しています。以前よりも速くなっていますね。
これでWi-Fiの高速化は終了…。
いやいや! ちょっと待って下さい!
最初に1Fで計測したダウンロード200Mbpsに近づけたいのです。現状でも十分速いかもしれませんが、最初の計測で200Mbpsを見てしまうと、あまり満足できません。せめて100Mbpsぐらいにしたいよ!
3.Wi-Fiの電波を強くする
5GHzでつなぎたいのはやまやま。だけど距離的に不安定。
え?「1Fで仕事すればいいじゃん」ですって? その選択肢はだめです。2歳の娘がリビングで遊んでいますし、昼以降になれば4歳の息子も帰ってきて仕事になりませんよ。
要はWi-Fiの電波を強くすればいいです。
そのためにはどうすればいいのでしょうか?
A案)無線ルーターを最新鋭のフラッグシップモデルに置き換える
11ac対応の実力派無線LANルーターにすれば、今よりも速く、遠く、安定するはず。
NECであれば Aterm WG2600HP
Buffaloなら WXR-2533DHP
上記の2種類ですね。アンテナ数4×4ということですが、あまり意味はわかりません。
とにかく電波が強そうです。そして価格も2万前後(Amazon)となかなかのもの。強敵ですね。
B案)Wi-Fi中継器を導入する
現状のWHR-1166DHPを親機にして、Wi-Fiエリアを中継して広げるのがWi-Fi中継器。
3月にBuffaloか最新の中継器である WEX-1166DHP が発売されました。
1Fの親機に対し、2Fで電波を中継すれば仕事部屋にもちゃんと届くはず。
なにより、価格が7,000円未満(Amazon)というのも魅力です。
自宅の電波状況を調べたところ、
リビングを出てすぐの階段下ならダウンロード150〜100Mbpsです。
階段を上がってすぐのところではダウンロード11Mbps
階段周辺がキモですね。幸いにコンセントはあります。
WEX-1166DHPはコンセントに直刺しできるので、設置が簡単そう。
親機と同じメーカー同士なので、接続もおそらく問題ないでしょう。
最新鋭のフラッグシップを設置して、それでも電波状況が悪ければ既存のルーターを中継器にすることもできます(A案)
既存のルーターを親機にして中継器を導入すると、価格を抑えつつ電波状況を改善できます(B案)
iPad Proなどの周辺機器がほしいと思っている今日この頃。ちょとでも節約したいと考えた僕は、B案を採用することにしました。
ゆくゆく親機をフラッグシップに置き換えても、中継器は再利用できますから、ね。
よって、Wi-Fi中継機を新たに導入!ちなみにこれ、デュアルバンド対応です。1F親機と2F中継機は干渉に強い2.4GHzでつなぎ、
中継機とMacは5GHzでつなぐことも可能。
それぞれ異なる帯域で中継すれば通信速度が保てるそうです。
Wi-Fi中継機を設置してみた結果は、また次回!
(追記 2016年10月10日)
また次回といいながら、半年後の更新です。
さて、Wi-Fi中継機を設置してみた結果ですが、こんな感じです。
ブラウザ版SPEEDTESTで計測。
結果はダウンロード87mbps、アップロードが72mbpsといったところ。
ちなみにWEX-1166DHPはデュアルバンド中継機です。
親機(5GHz)-中継機(5Ghz)-Mac(5Ghz)だと、
うちの環境では親機から中継機までの感度がよくないので、
親機(5GHz)-中継機(2.4Ghz)-Mac(5Ghz)の構成にしました。
今まではWi-Fiのアンテナマークが2本立ち状態だったのですが、
見事5本すべて立つという「ビンコ立ち」! なんとまぁ、ギンギンですね。
現状でも仕事上は十分です。安定もしていますし。
ただ、親機そばの1Fだと200Mbpsぐらいになるので、
もうちょっとスピードを上げたいという欲望もあります。
となれば、1Fから2Fまで有線でつなぐか、
親機のルーターを変えるか。選択肢は2つ。
有線を2Fまでつなぐ工事をすると、2万〜2万5,000円ほどかかりそうです。
親機のルーターをBuffaloまたはNECのフラッグシップに変更すれば、
1万5,000円〜2万円ほどでしょうか。
出費はかまわないとして、工事をするのは気が引けますし、
ケーブルは極力ないほうがいいです。
やはり、ルーターの交換ですね。今以上に快適に仕事をしたいなら。。。
同じメーカーとしてBuffaloでもいいですが、
10月13日にNECのWG2600HP2という、既存のルーターを強化させた新製品も出るようです。
NECのルーターWR8700が急死したのをきっかけに、Buffaloのルーターに移行しましたが、
ドライバなど評判はNECに軍配が上がるようなので、NECに戻ろうかしら?
メーカーが違っても中継機が問題なく動くとBuffaloの公式サイトに掲載されているので、
そこのところも安心です。
年末ぐらいには価格的にも手に入りやすくなりそう。
導入したら、またご報告します。