macOS Sierra 10.12でDTPの巻

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フリーペーパーや観光情報誌の発行って春と秋がとても多いですよね。9月に媒体を発行するなら、5〜8月にかけて様々な作業が集中します。僕は編集業務・デザイン・オペレーション・先方とのやり取りなど大抵のことを1人でフィニッシュまでもっていくので、夏場は超繁忙期とも言えます。

今年もその繁忙期をなんとか乗り越えることができました。フリーペーパー、地域の観光情報誌、インバウンドブック、チラシ、販促ツールなどなど。バルセロナオリンピックの有森さんじゃないですが、「自分で自分を褒めたいと思います!」(古すぎ?)

さて、ひと段落ついたところで、自分が普段使用しているメインマシン
MacBook Pro 13(Retina,Early 2015)のシステムをキレイにすることにしました。
1年に1度、OSをクリーンインストールすると、不要なゴミなどが削除できるので結果的にMacが長持ち&キビキビと動いてくれるからオススメです。

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macOS Sierraがリリース!

プロジェクトが集中してMacもお疲れでしょうから、OS X El Capitan 10.11をクリーンインストールしてご機嫌をうかがおうかしら。。と思ったら、9月20日に次期バージョンのmacOS Sierra 10.12が無料リリースされているじゃないですか!
今回からOS「X」ではなくなったんですね。macOSですか。
個人的には「X」の名称を残して欲しかったなぁ。

本来であれば仕事で使うMacは安定しているOSのバージョンを使い、サブマシンや外付けHDDで新OSを検証するのがプロユーザーの常套手段。とはいえ、新しいもん好きの僕はmacOS Sierraが気になって仕方がない——。
繁忙期も乗り越えたことですし、「モチベーションを上げるためには新OSを入れるしかないでしょ!」ってことで仕事の仕事メインマシンにmacOS Sierraをインストールする暴挙に出ました。

意外とチャレンジャーですね、僕。

Sierra移行メモ

とはいえ、なにかあったときに前環境に戻れる状況を作っておかないとダメです。
臆病者のチャレンジャーですね。その手順を簡単ですがメモしておきます。

1.インストールディスクの準備

USB3.0の外付けHDDを8GBでパーティションしました。USBメモリをすすめているサイトもありますが、HDDも便利です。USBメモリだと無くしてしまうオソレが…

Transcend USB3.0/2.0 2.5インチ ポータブルHDD 耐衝撃 M3シリーズ 1TB 3年保証 TS1TSJ25M3

2.現在アプリをアップグレード

Sierraに対応しているアプリはアップグレードしておきます。すべてが対応しているかどうかは、起動してみないとわからないです。

3.カーボンコピークローナーで現システムをバックアップ

Thunderbolt接続のポータブルSSDを使用しました。カーボンコピークローナーは純正のTimeMachineより安心して使用できる優れものです。

4.カーボンコピークローナーのタスクを中止

Thunderboltを接続するだけでタスクを開始するように設定しているのですが、Sierraに移行した後、トラブルがあっても前環境に戻れるようにするため保存しておきます。移行アシスタント先としても使用できますよ。

5.Dropboxの同期を中止

システムの移行を確認してから同期を再開させる予定です。ちなみにDropboxに入っているデータは800GBほど。同期をスタートさせると2、3日かかります。

6.作業データを外付けHDDにコピー

すべてDropboxに入れていますが、同期失敗に備えて念のためバックアップ。まぁ、取り越し苦労に終わりますけどね。

7.Sierraのダウンロード

15分ほどかかりました。リリース直後はもっと時間がかかるみたいです。

8.DiskMaker X 6でインストールディスク作成

画面の指示に従うだけですぐにできます。5分ほどでした。

9.macOS Sierraをインストール

雑誌を読んでいたら終了していました。30分ほどだったと思います。

10.移行アシスタントでシステム設定とアプリを移行

年末年始などの時間があるときはすべて手動でちまちまと移行していきますが、さすがに面倒。標準アプリの移行アシスタントに頼ります。Thunderbolt接続のSSD経由だと、とても早いですよ。200GBで20分ほどでした。めちゃはや!

11.メールの設定

仕事でフル活用しますから、ちゃんと移行しているか心配になり、まっさきに確認(ちなみに純正のMail.appではなく、Airmail3を使用。なぜかアプリはAirmail2という名前なんですが…。とにかく、起動もデータ引継ぎも問題なかったです。移行アシスタント、すごいヤツです。念のため、Airmailのデータ保存先をメモ。
ユーザ/Library/Containers/it.bloop.airmail2/Data/Library/Application Support/Airmail

12.Finder関連を中心に初期設定

移行後のお約束。スクロールバーを常に表示/メニューバーとDockを暗くする/Dockを最少サイズにする/ファストユーザスイッチメニューを非表示にする などなど。これはまたの機会にまとめますね。

13.Adobe CCの起動・動作確認。

2015を主に使用していますが、他社より2014で指定されるときもあるので、ひと通り確認。問題なく作業できました。

14.CCのショートカット確認

以前、ショートカット設定が壊れていたことがあったので念のため確認。今回は問題なかったです。ワークスペースもきちんと引き継いでいます。

15.メインで使用するInDesignの環境確認

プリントプリセット、PDF書き出しプリセット、スクリプト設定などを確認しました。問題なく作業できました。

16.ステアーマウスの動作確認

ロジクールのG700sを愛用していますが、機能を最大限に引き出す相棒が「ステアーマウス」。現在Ver.5のベータ版を使用していますが、これも問題なく動かすことができました。ステアーマウスはマメにアップグレードしてくれるので助かります。ベータ版は2016年10月31日まで使えますが、Ver.4からのアップグレードとして課金することに決めました。

17.フォントの設定

もう更新されていませんが、フォント管理にはフリーウェアのFontExplorer 123を使用しています。これもなんとか動きますが、すぐに落ちてしまう——。しばらく様子見。そのうちプロ版に更新するかも。1万円ほどナリ。高いなぁ。

おや、El Capitanとインストール場所が違うフォントがいくつかある。。

Osaka
ヒラギノ角ゴシックPr6N W3、W6
ヒラギノ明朝Pr6N W3、W6
遊ゴシック M、R
遊明朝 M、R
游明朝体+36ポかな
クレー

(Sierraで加わった)
凸版文久ゴシック Pr6N R
凸版文久ゴシック Pr6N DB
凸版文久見出しゴシック StdN EB
凸版文久見出し明朝 StdN EB
凸版文久明朝 Pr6N R
游教科書体 ミディアム
游教科書体 ボールド
游教科書体 横用 ミディアム
游教科書体 横用 ボールド
游明朝体 エクストラボールド
游明朝体+36ポかな エクストラボールド

今まではライブラリ/Fontsの中にあったのですが、
Sierraでは
システム/ライブラリ/Assets/com_apple_MobileAsset_Font3
の中にあります。自分の環境だけかな? 不思議。念のためコピーして置きます。

※純正フォント管理アプリのFontBookで確認したところ、
他フォントは情報欄でフォントのディレクトリが表示されるが、
上記のフォントは表示されません。意図的に隠している?不思議です。

18.Adobe CS5の起動・動作確認

これはダメ。まだまだ使うアプリなのですが、Java6がインストールできないから起動できません。。ググったところ、Java6の偽装ディレクトリを作成すると起動するみたい。
http://doratex.hatenablog.jp/entry/20160921/1474401468

おお!問題なく動きました。
El CapitanではイラストレーターCS5が終了時に落ち、環境の保存もできなかったのですが、それも問題なし!! CCもCS5もイケる!  仕事できますよ!!

あ、普通は仕事で使えることを確認してからOSのバージョンを上げます、はい。

Adobe Creative Cloud コンプリート|オンラインコード版|12か月版|Win/Mac対応

19.PathFinderの動作確認

Finderではなく、PathFinderをメインのファイラーとして愛用しています。こちらも問題なし。

20.Default folder Xの動作確認

問題なく動きました。保存ダイアログを強化するアプリですが、これがないと仕事できないです。

21.ATOK2016の動作確認

辞書も問題なく引き継げました。ちなみにATOK2016のプレミアムを使用。追加の辞書は角川類語辞典、共同通信記者ハンドブック第13版です。

ATOK 2016 for Mac 【プレミアム】 DL版 [ダウンロード]

共同通信社 記者ハンドブック辞書 第13版 for ATOK 通常版 DL版 [ダウンロード]

22.Jeditの動作確認

もっとも使用することが多いアプリの一つ。問題なく動きました。

23.どこでもJeditの動作確認

その名の通り、どこでもJeditで編集できる優れものですが、
なぜか動きません。
こんなアラートがでて起動しないのです。
%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-09-30-16-02-37というか、ちゃんとインストールされていますよ!
しばらくアップデートされていないみたいなので、
気長に待つことにしますか。

(2016年10月3日追記)Jeditのディレクトリを設定し直したら問題なく動作しました。

24.Fantasticalの動作確認

カレンダーにはFantasticalを使用。問題なく動きます。

25.OmniFocus2の動作確認

タスク管理にはOmniFocus2を使用。問題なく動きます。

26.Karabinerの動作確認

なんと、この重要なアプリが動かない! USキーを使用しているので、このアプリがないと英語モードと日本語モードの入力切り替えがコマンド+スペースだけになってしまいます。
これは不便。ほかにもコロンとセミコロンを入れ替えたり、Emacs風のキーバインドでホームポジションから手を動かすことなく上下左右の移動をしたりと大活躍なので、Karabinerが使用できないと不便極まりないです。

ただし、現在作者さんがアプリを作り直しているみたい。このままSierraを使いたいので早く公開されることを祈ります。とりあえず、KarabinerがSierraに対応するまでは、「⌘英かな」というアプリで入力モードを切り替えます。

27.FileMaker 12の動作確認

問題なく動作しました。そろそろアップグレードしなきゃいけませんね。

FileMaker Pro 15 Single User License

28.Evernoteの動作確認

重要なアプリの検証を忘れていました。問題なく動作します。

以上、一通り確認しました。
僕が使っているアプリで動かなかったのは「どこでもJedit」と「Karabiner」だけ。
仕事に支障を来すといえばそうなのですが、我慢できる範囲なので今後もSierraを使うことにしました。

Sierraの使い勝手

これに関してはもうちょっと使ってみないとなんともいえませんが、ファーストインプレッションでは、El Capitanより軽快に動く感じ。不安なのはKarabinerですね。そんなにカスタマイズしていないので、なきゃないで我慢できる範囲ではありますが。JISキーボードを使っているユーザはすぐにでも移行できると思います。

あとはDropboxの同期を再開するだけ。これが時間かかるのですよ。
夜間に同期し、後はほったらかしにします。
あ、新機能のテストを忘れていました。これについては、また後日。

(2016年10月5日追記)
僕はキーボードにHHKB、テンキーは左側に外付けしています。
詳細はこちらの記事をご覧下さい。

今までは、InDesignの段落/文字スタイルのショートカットに外付けテンキーを組み合わせていましたが、OSをSierraにしてから機能しなくなりました。これもKarabinerの影響? いや違うか…。スピードアップにショートカットは欠かせません。ググって調べましたが、Mac版のInDesignは、もとより外付けテンキーのショートカットは機能しないそう。今までは運良く使えてただけみたいですね。テンキー使うんだったら、フルキーボードにしないといけません。しかし!フルキーボードだと、マウスを動かす範囲が狭くなり、効率が悪いのです。

キーボードのショートカットをとるか、マウスの可動範囲をとるか。

悩みどころですが、僕が使っているマウスはボタン数の多いロジクールのG700s。さらにはマウスのボタンを様々にカスタマイズできるステアーマウスを使用しています。なので、スタイルのショートカットにはマウスのボタンを使うことにしました。これで解決。

ステアーマウスは修飾キーを組み合わせることで、1つのボタンに複数の機能を割り当てられるのでとっても便利です。

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