僕が愛用しているマウスは「
G700」。右手で持ちやすく、ボタンが13個もあり、さらにワイヤレス。このマウスは名機といって過言ではありません。はっきりいって、他のマウスとモノが違いました。「チャタリング」がよく発生するのはロジクールマウスの特徴(?)のひとつですが、G700からG700Sへと保証交換を3度ほど経て、4年ほど使用してきました。
G700の相棒であるキーボードは、無駄を省いたコンパクトなHappy Hacking Keyboard、通称「
HHKB」です。G700+HHKB。キーボードがコンパクトなので、マウスの取り回しがしやすく、キーボードの入力キーが少ないデメリットをマウスの多ボタンで補う。僕にとって最高の組み合わせなんです。
しかし!
本当によくチャタリングが発生します。電池をハズしてクリックをカチカチすれば症状がマシにはなりますが、忙しいときに限ってチャタリングが発生するので、ちょいと面倒。「ボタンがもう少しあってもいいなぁ〜」と思うこともよくあったので、この機会に乗り換えることにしました。
新しい相棒は「G600t」。
なんと、12個もサイドボタンがある変態マウスです。さらに右クリックの横にもメインボタンが! 全部で20個もボタンがあります。ショートカットをマウスに設定すれば、右手の動作だけで作業が完結することも。これはスゴい!
でも正直にいいます。最初は非常に使いづらいです。その大きさと重量感はG700より上。12個のサイドボタンを押し分けるために、今までと持ち方も若干変える必要があります。なんせ親指で12個も押す必要があるのですから。親指の腹・関節・指先をフル動員。このサイドボタンに慣れるため1週間ほど時間がかかりました。
右クリックの横にある「Gシフトキー」は、右手薬指の置き場に。G700では薬指の置き場がなく、長時間使っていると疲れてきましたが、Gシフトキーに指を置くことで疲れも軽減。指の置き場って大事ですよ。
慣れるのは1週間。使いこなすには1ヶ月。
最初は使うことをためらうほどのボタン数ですが、少しがんばれば1週間ほどで慣れると思います。ショートカットやアクションをアプリケーションごとに登録し、使いこなすには1ヶ月ほどかかったでしょうか。苦労するかと思いますが、慣れると素晴らしく快適なので、トライする価値は大いにアリですよ。
ショートカットの設定は「ステアーマウス」で行いました。ステアーマウスを使うと、コマンドやオプション、シフトキーなどの組み合わせができるので、20個のボタンが100通り以上も使えます。正直いって覚えられないので、そこまでは登録しませんがね。。。組み合わせキーを登録したもの、うまく認識されないこともありますから。でも20個+組み合わせで十分です。
矢印キーを登録せよ
おすすめのカスタマイズは矢印キー。僕はHHKBを使っていることもあって、キーボードに矢印キーがなく、Fnキーとの組み合わせが必要です。文章入力中はコントロール+B(左)、F(右)、P(上)、N(下)も使えますし、矢印キーはそんなに必要ないのですが、DTPなどの作業中はやっぱり単体の矢印キーがほしい。いちいちFnキーを押すのが面倒なんです。
でもステアーマウスをつかってG600に上下左右の矢印キーを登録すれば、すっげー便利。オブジェクトの移動も文章の選択も、右手でマウスを持ったままで可能です。これが本当に便利。ぜひお試しを。enterとdeleteなども登録すると、右手だけで完結する動作が増えるので、作業効率化がはかれます。
G600を使いこなすために、あきらめずに挑戦すること。さまざまなキーを登録すれば、自分だけのカスタマイズマウスになります。使い始めの快適さはあまりないですが、慣れが重要です。慣れが。慣れるまでの試行錯誤を楽しんでください。G600中毒になりますよ!