Yosemiteでフォント整理の巻

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Yosemiteに移行したら、フォント管理ツールのFontExplorerX1.2.3がうまく動かなくなってしまいました(自分の環境だけかもしれません)。フォントは別ディレクトリに保存しておき、FontExplorerX1.2.3でフォントフォルダをアクティベート。その場ではきちんとフォントを認識するのですが、システムを再起動したら認識できなくなってしまいます。何度トライしてもダメ。なぜだ?? う〜ん、有料のフォント管理ツールは1万円前後とお高いし…。さすがに開発が止まっているアプリだけにムリかなと思いつつ、いろいろ試した結果、意外と簡単に解決できましたのでメモ。

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ユーザ/ライブラリ/Fontsにフォントを入れてFontExplorerX1.2.3で管理するだけ

今までは別のディレクトリで管理していたフォントを、ユーザ/ライブラリ/Fontsに直接入れたら、再起動後もアクティベートできました。なんだ、それだけか。大量のフォントを入れたら起動が遅くなるかもしれませんが、システムはSSDにしてるから良しとしましょう。使いたいフォントを認識させるのも今まで通り簡単。ボックスにチェックを入れるだけ。グループごとやプロジェクトごとに分けておくと、InDesignやIllustrator使用時にフォントリストがスリムになって選択しやすいです。

※FontExplorerX 1.2.3を起動しているとPhotoshopとコンフリクトして起動できません。Photoshopを使う場合は、FontExplorerX 1.2.3を終了して下さい。

フォントがインストールされる場所などをメモしておきます。


<システム/ライブラリ/Fonts>
可能な限り手を加えない。起動できなくなる場合あり
<ライブラリ/Fonts>
すべてのユーザが使えるフォント
<ユーザ/ライブラリ/Fonts>
そのユーザだけが使えるフォント。基本的にココにインストール
<ユーザ/Adobe InDesign/Fonts>
InDesignのみが使用できます
<ユーザ/Adobe Illustrator/Fonts>
Illustratorのみが使用できます※自分でフォルダを作成


YosemiteでFontExplorerX1.2.3を使用するフォント管理フロー

フォント管理ツールはお高いので、無料のFontExplorerX1.2.3を使ったフローを紹介。最小限のフォントのみ残すには、ユーザ/ライブラリ/Fontsを整理して下さい。
1.「ユーザ/共有」内に「MyFonts」フォルダを作成
2.その中に「ライブラリから移動」フォルダを作成
3.「ライブラリ/Fonts」より、ヒラギノと遊書体のみ(12項目)残し、ほかのフォントを上記
の「ライブラリから移動」フォルダに移します。コピーされた場合はライブラリのフォントを削除してOK

4.「ユーザ/ライブラリ/Fonts」フォルダに、使いたいフォントをフォルダにわけて入れる。

5.FontExplorerX 1.2.3で管理

6.Macを再起動
以上の作業で、だいぶフォントがスッキリしますよ。

システムフォントを整理するともっとスッキリしますが、リスクがあるので自己責任で。

TrueTypeとType1フォント

Helveticaを筆頭に、PostScript Type1版とTrueType版とで異なるフォントがあります。一見同じように思えますが、形状などが違うために注意が必要です。Mac OSではTrueType版の「Helvetica.dfont」を使っていて、FontExplorerにType1版を入れてもコンフリクトしてしまいます。InDesignやIllustratorでType1フォントを使うには、アプリケーションと同階層の「Fonts」に入れましょう。この場合だと、フォント重複のアラートがでません。InDesignはアプリケーションの中に「Fonts」フォルダがありますが、Illustratorには同フォルダがないため、自分で作成する必要があります。

※管理人はアプリケーションと同階層の「Fonts」に、HelveticaとOptimaを入れています。


(番外編)

システムから外してもあまり支障がない(だろう)フォント

Apple Braille Outline 6 Dot
Apple Braille Outline 8 Dot
Apple Braille Pinpoint 6 Dot
Apple Braille Pinpoint 8 Dot
Apple Braille
Apple Symbols
GeezaPro
STHeiti Light
STHeiti Medium
STHeiti Thin
STHeiti UltraLight
Thonburi


システムから絶対に外してはならないフォント(起動できなくなる可能性あり)
Geneva
Helvetica
HelveticaNeue
HelveticaNeueDeskInterface
Monaco
Keyboard
LucidaGrande
LastResort

※不注意でフォントを外してしまって起動できなくなった経験あり。そのときはOSを再インストールすることで対処しました。やはり、システムフォントの整理は十分に注意しなくては!

3月6日追記)

Library/FontsフォルダからOsakaフォントを抜くと、Photoshopのフィルター使用時にエラーが出ることがあります。こちらの記事にも書いていますが、「要求された操作を完了できません」というエラーが発生しますので、Osakaフォントは外さないようにしましょう。


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