製本方式によって版面を移動するの巻

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
本のデザインは1ページあるいは、見開き2ページの単位で行います。モニタも出力紙もチェックするときは平面状態ですから、一見チラシのような平面的なデザインと錯覚しがち。しかし本が立体物であることを忘れてはいけません。裁断されるスペース、隠れるスペースを考え、中綴じ・無線綴じ(平綴じ)によって版面の位置を調整する必要があります。
dtp_difference_musen

スポンサーリンク

無線綴じ(ノド部分を接着剤で貼り合わせ)

ノド部分が隠れますのでマージンを多く取り、小口側に寄せることが大切です。
→ノド部分のマージンが必要
dtp_hanzura_01-01

中綴じ(ノド部分を針金で留める)

ノドいっぱいまで開くことができますが、折り曲げた状態で裁断されるため、ページ数が多いと中間ページの小口側が裁断されます。
→小口部分のマージンが必要
dtp_hanzura_01-02

管理人の言いたいこと

制作担当者は製本方式を必ず理解し、媒体によってマージン(余白)を調整して下さい。
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加